薬の効果とリスク

薬が病気を治すのではない

体調が悪いと心配になります。苦痛でもあります。それで病院に行くと、さまざまな症状を緩和、解消するための薬を処方されます。薬の処方=治療と考えているふしが、医師にも患者にもあります。

例えば…
・熱
・痛み
・腫れ
・倦怠感
・しびれ
・不眠
・精神的不安定感

これ以外にも

・高血圧
・高脂血症
・高尿酸
・高血糖
・高コレステロール

など検査数値が高いと、それを下げるための薬を処方されます。しかし、薬で病気が根本的に治るわけではありません。薬は症状を消す、緩和するだけです。

あまりに痛みが強い、あまりに腫れがきついなど、一時的に激しい症状を緩和して楽になるために2~3日服用するなら問題はあまりありませんが、慢性的な症状を緩和するために長期に渡って服用することは、リスクの方が大きくなるのが普通です。特に体力が落ちている人や高齢者にとっては、長期に渡る薬の服用は負担が大きいといえます。

体調不良には原因があります。体に症状が出るのは、体自身が治そうとしているからです。それを原因を放置しておいて、結果(症状)だけを消そうとすれば、隠れた部分で状態が悪くなるはずです。

基本的にひとつの薬は一種類の症状にしか対応していません。そのために、症状ごとに薬を処方されるので、服用する薬は、量、種類ともに増えます。さらに、薬を服用することで副作用がありますから、それを緩和するための薬を処方され、どんどん薬の量と種類は増えていきます。

さらに悪いことには、現在の医療保険の点数制度では、薬を処方すればするほど儲かる結果になるので、生活習慣の指導などより、薬を処方する方向に治療方針が偏る傾向にあります。

薬害から身を守るためには、病気に原因となっている生活習慣を改めること。まずは、自分自身で悪い生活習慣や食習慣を変えてみましょう!

慢性病は病院や薬では治すことができない。症状を緩和するだけ。これを肝に銘じることが長生きの秘訣のひとつです。

薬は症状を抑えるだけ

薬を飲まなければ病気は治らないと思ってる人は多いようです。ちょっとした不調でも薬を飲んだり、症状がないのに予防のため、検査数値が少し標準と外れてるからと薬を飲む人もいます。医師もそれを勧めたりします。

しかし、そのような対処法をしていると、自然治癒力が衰えていきます。身体が怠けるのです。

身体に感じる異常(症状)は、すべて悪いわけではありません。基本的には必要だから発現するのです。

身体に悪い食物が体内に入ると吐き出し、下痢をして排泄するのは体が正常に機能して体を守っているということです。風邪を引き鼻水、咳、熱がでるのもウイルスと戦い体外に出そうとする働きなのです。

体調不良の症状、病気の症状は、体が必要だから生じているのです。体(と心)が置かれた環境、社会的状況の中で、外部の刺激に反応して、体(と心)が対応している状態を症状と言うことができます。だから、症状だけを消去すれば健康回復するというのは、壁に亀裂が生じた上にペンキを塗っているのと同じなのです。

痛みを感じることにで、体の治癒力が働きだすという面があるので、痛みをある程度は許容するほうが、回復が早くなる場合があります。多少の痛みなら、鎮痛剤の飲まないでがまんしたほうが、回復は早いと思います。

薬は症状を(一時的に)押さえ込むだけです。薬には必ず副作用があります。薬は元々は毒です。薬学部は、戦前は、毒物科と呼ばれていたそうです。化学的毒物を長期間体内に取り込むと考えれば、長期に渡って薬を服用することが、いかに危険かわかると思います。

患者自身が薬で病気が治ると思いこんでいるため、自発的に薬の処方を希望することが多いようですが、長期に渡って薬を飲み続けている人で、順調に回復する人はあまりいないと思います。何種類も薬を服用することで、体調を悪くしている人は少なくないはずです。

製薬会社や(一部の)医師は、顧客(患者)が一生薬を飲み続けてもらうと利益が増えるますが、患者の健康は危険にさらされ不利益を被ることを、もうそろそろ認識したほうがいい時期ではないでしょうか?

慢性疾患(生活習慣病)は、患者自身の生活や生き方、考え方、精神生活に問題があることがほとんどです。それを変えようとせずに、医師や薬に頼って治してもらおうとしても、治る見込みは少ないのです。原因を放置して良い結果だけを求めるのは、明らかに矛盾しています。

しかし、このような医療が常識になっているのが現実です。それが健康保険財政を圧迫し、その割に不健康な人や病人が増え続けていますが、当然の成り行きだと思います。医療や健康への考え方、認識を根本から改めない限り、医療は製薬会社と医師、病院、治療院、医療産業の儲けの道具としての存在であり続けるのではないでしょうか?

病院が薬を沢山出す理由

風邪や喉の痛みなどがなかなか治らず病院に行くと、何種類も薬を処方されることがあります。症状の違いはあっても、同様の経験をしたことがある人は少なくないはずです。

この理由として、よく言われてるのは、薬をたくさん出せば病院が儲かるから、ということです。以前はこれが薬を沢山出す一番の理由でしたが、現在では少し事情が違ってきているようです。

かつては、「薬は原価が10%で利益が90%」と言われていましたが、その結果、不要な薬を沢山出す「薬づけ医療」を招きました。その弊害を解消するために、薬価が見直しされた結果、現在では、薬をだすだけでは利益が出ないようになりました。

最近は、病院内では薬を出さず、病院でもらった処方箋を持って、院外薬局で薬を買うという方式にしている病院が多くなっています。これは、薬価の改定により薬ではあまり儲けが出なくなった病院が、手間のかかる院内処方を避け、外部の薬局に委託する方式に変えていったためです。

それにも関わらず、相変わらず、薬は沢山出されているようです。その理由は何でしょうか?

ある現役の医師のブログに書かれていた理由をご紹介します。

1.医者の勘違い

まだ医師が薬を出せば儲かると勘違いしているケースがあるそうです。

2.医者の不勉強

医者が病気と薬の知識が足りないために、不要な薬を出してしまうケースがあるそうです。
例えば、抗生物質ですが、風邪や腸炎など、ウィルス性の病気に抗生物質は効きませんが、処方している医師は少なくないようです。

血液検査で、鉄分が少し不足していた程度でも、食事指導もせずに、鉄剤を出す医師がいます。

風邪などで、解熱鎮痛剤と胃薬をセットに出す医者も少なくないようですが、3~4日程度解熱鎮痛剤を飲んでも、ただちに胃が荒れて症状が出るケースは少ないはず。

ちなみに、解熱鎮痛剤と一緒に胃薬をことは健康保険では認められていません。

3.患者さん主導型

患者さんの言いなりになって薬を出してしまうケース。患者さん自身が、病院の治療で薬を何種類も出されないと納得しないことも多々あるようです。

4.医師が正確に診断できないため

患者を診察しても、何の病気で、何が原因か正確に診断できないケースもあります。その場合、効きそうな薬を何種類も出しておけば、症状が改善しなくても、たとえ悪化しても、適切に「治療」はした、と言い訳できるわけです。こういう医者は、不要な検査を何種類もする傾向があります。

例えば、風邪のように、様々な症状を訴える患者さんに、それぞれの症状を抑える薬を全て出すということになり、やたら種類が多くなってしまうのです。このケースが一番多いようです。

心臓病やパーキンソン病など、何種類もの薬を同時に飲む必要のある病気はありますが、特別な病気以外で薬を沢山出す医者は、基本的に能力が低いと考えて差し支えないようです。

本当に必要な薬を最小限処方するということも、優秀な医者ならできるはずですし、患者の健康と回復を願うなら、当然そうあるべきだと思います。

薬の本質は毒物!

薬は本来は毒物です。戦前は薬学部とは言わず「毒物科」と言っていたそうです。「薬」と呼ぶから何か安全で効果だけがあるように勘違いするのでしょう。薬を長期間常用すると、副作用の問題とは別に、寿命を縮めると考えています。

うちに来院される方でも、鎮痛剤、胃薬、風邪薬、睡眠薬(睡眠導入剤)を常用している人はかなり多いです。薬を常用していると、免疫力が低下します。だから病気に罹りやすくなり、治り難くなるのです。その結果寿命が縮むのです。

大往生(自然に衰弱して静かに苦しまず死ぬこと)する人に共通することがあると、老人ホームで働くある医師が書かれてました。

(1)点滴をしてない。

(2)胃瘻(いろう)を入れてない。

(3)薬の飲んでいない。

医者や薬と縁がない人ほど長生きし自然に楽に死ねるということです。

薬を常用していると、副作用が出てきたり、効かなくなってきたりします。そうするとしだいに薬の種類と量が増えていきます。その結果、さらに副作用が強く多く出てきて、体が薬に依存した状態で機能することになります。するとさらに薬が増えて、ますます健康から遠ざかっていきます。

当院のクライアントさんをみても、薬を常用している人やちょっと痛みなど症状が出ると、体調が思わしくないと、すぐ薬を飲む人のほうが、施術を受けてもいい状態が長続きしないという印象を持っています。そういう人の多くは、生活習慣や体の使い方を変えるより、薬で解決しようとしていると感じます。

典型的な例としては降圧剤です。降圧剤を長期間服用している人はかなり多いです。でも、降圧剤で血圧は下がっても、体調が悪くなったという人はいます。例えば、朝の寝覚めが悪くなった。集中力が無くなった。頭が何となく重くぼーっとする。などです。生活習慣を変えずに薬で血圧を下げても、体調が良くなるはずがありません。