脳内現象としての世界

心がイメージを作り出し、それを頭脳で解釈しているのが人間の世界です。我々が知覚しているのは、物理学が対象とする物理的なエネルギーによる刺激ではなく、意味体系の世界なのです。物理的刺激(エネルギー)は、意味体系を紡ぎだすための触媒、情報に過ぎません。

例えば、DVDの形や組成材料をどんなに緻密に分析しても、その用途も存在意味もわかりません。それはDVDプレーヤーでそこに記録されているデジタル信号を読み込み、モニターとスピーカーで画像と音声に変換し、さらに人の頭脳でその意味を解釈して始めて、何なのかがわかるのですから。

今の水準の、物理学を代表とする科学や化学では、世界の物理的側面のごく一部しか解明できないでしょう。世界の意味、宇宙の成り立ちの本当のことは、今の科学の方法論では解明しようがないと思います。それは物体としてのDVDの素材を分析するのと基本的には同じ方法論だからだです。

人体もある意味で、DVD、あるいは、電波を受信し人の脳が理解できる形に変換するラジオやテレビと同じなのかも知れないと思います。外界に溢れているエネルギーのうち、人にとって意味のあるものだけを受信し、解釈し、イメージ化して意味づけし、それに基づいて行動を起こす。これが生物がしている活動なのですから。いわば、私たちは、脳内現象として、世界を体験しているのです。

だから、客観的な外界というのは、存在しえないのです。生物種によって異なる、感覚器官と知覚神経と脳によって解釈する個別の世界は存在します。物理的外界は、我々を含めた全てを包含し、互いに共鳴する限りなく巨大なエネルギー場と呼ぶべきものだと思います。

我々は、関心のあることか生存に関わることしか認識できません。それ以外の情報は脳裏に入ってこないのです。我々にとっての現実とは、関心のあるごく限られた情報を素に、自己都合による理屈と判断と解釈によって作り上げた世界に過ぎません。

例えば、空間の変化は、時間の変化として感じられますが、変性意識状態では、空間の変化と時間の変化は連動しなくなるのです。時間と方向感覚は消失します。今、この瞬間が世界の全てになのです。方向感覚は、自分が進む方向が前方になりますが、左右、後方の感覚は消失します。

このように、三次元を構成する重要な要素である、時空間の感覚さえ、意識状態によって、大きく変化したり消失することもあるのです。楽しいことをしてるときは、時間はあっという間に過ぎ去るか、時間経過の感覚は希薄です。辛いことをしてるときは、時計の針は遅遅として進まないという経験は、誰にもあるとおもいます。

このようなことを考えると、世界を作るのは私たち自身なのです。客観的世界など存在しません。私たち一人一人の参加、関わり無しには、世界は存在しえないことは、おぼえておきたいものです。


………………………………………………………………………………………………………..
整体なら川越の…ヒロ自然療法院で体調不良解消!
■Tel/049-223-2017
■所在地:埼玉県川越市末広町3-10-2ファミール末広201
……………………………………………………………………………………………………….