花粉症のメカニズム

日本で初めてスギ花粉症が見つかったのは、1964年で、日本人の回虫感染率が10%を切った頃と重なります。同じ時期に、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患も出現してきました。

回虫(寄生虫)は、自分の排泄物に埋もれることで、人(宿主)の強力な免疫攻撃から身を守っています。人は異物である寄生虫を排除するためにIgE抗体をさし向けます。

アレルゲンと呼ばれる、アレルギーを起こす抗原(例えば花粉など)は、接触を繰り返すうちに体内に蓄積され、一定量を超えるとアレルギー反応が起きます。アレルゲンが体内に侵入したときに捕まえて肥満細胞に伝える物質がIgE抗体です。その時に、鼻水やかゆみを引き起こすヒスタミンという物質などが放出され、これらが過剰に血管や神経を刺激することでアレルギー症状が出るのです。

IgE抗体は、寄生虫本体ではなく、その排泄物を標的にします。排泄物に囲まれている寄生虫そのものは、攻撃を受けないのです。しかし、人が寄生虫の排泄物にIgE抗体をさし向けたことは無駄ではありません。

寄生虫のせいで既に多くのIgE抗体が作られているため、花粉やダニにさらされても、さらに抗体を作り出す余裕がないのです。身体がIgE抗体を作ったとしても、既に体内には寄生虫のために作られたIgE抗体が不活発な状態で存在しているため、アレルギー反応が新たに起こることはないのです。

したがって、寄生虫(回虫)は、人が花粉症やアトピー性皮膚炎を起こすのを抑制していたと言えるわけです。花粉症などのアレルギーが発症する主な原因は、行き過ぎた清潔志向(生活)にあるともいえると思います。

当院では、ご自分で簡単にできる花粉症解消の方法をお教えしてます。

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Posted by desk@toiee.jp