母は認知症だが…

母は認知症で新しいことはなかなか記憶できません。旅行好きなので、夫婦でよく旅行してました。父の死後は、父に代わって母と温泉によく行ってます。

先日、旅館を出るとき、母は、和服の似合う上品な感じの女将さんに「見返り美人のようだね。こんな美人に見送られて幸せ」などと言ったら、女将さんは「お客商売なのに、逆にお客様からいい気分にしていただいてうれしいです」と言われました。そんな母は凄いと思いました。

その旅館のロビーから中庭の池が見え、錦鯉が泳いでました。母は「鯉はどこで寝るのかね?」と言いました。一瞬、何言ってるの?と思いましたが、母は鯉のことを心配してたのかも知れません。水の中のどこで寝てるのかと?そんなこと考えたこともありませんでした。鯉は寝るのかと?

母は冬の時期に、雀などの鳥を見ると、「(この時期に)何を食べてるんだろうね」と心配げに言ったことがあります。餌が少ない時期だからでしょう。山間部をドライブしてたとき、ニホンザルを見かけたことがあります。その時は、猿に話しかけてました。「食べ物はあるかい?がんばって生きてるね」と

母は、買物や観光地に出かけたとき、幼児を見つけると、うれしそうに近寄っていき、話かけます。お母さんが近くにいると、「可愛い子だねぇ」などとニコニコして話かけます。

人へも動物に対しても、垣根が無い感じです。自分と同じに生きているという感覚を実感として持っているのでしょう。

記憶力や複雑なことへの判断力は衰え萎えていますが、母には、他者に対する、思いやり、共感の心があるます。

知識がいくらあっても、頭が切れても、自己利益しか頭にないような人は、好きにはなれません。認知症でも、思いやりの心を失ってない、人の心をほのぼのとさせる力のある母のような人のほうが、僕は好きですし、存在価値があると思っています。


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認知症について

Posted by desk@toiee.jp