25%も食料を捨てている国

10年前の統計なので、かなり古いですが、現在も同じような状況だと思うので、ご紹介します。

2002年度のデータですが、日本の食料自給率はカロリーベースで約40%。世界の農産物貿易額の1割を占める食料輸入大国です。1960年には食料自給率が79%ありました。

その一方で、期限切れ食品等の廃棄、飲食店や家庭における調理ロスや食べ残しといった、生産・消費の各段階における「食料ロス(食料廃棄)」が非常に多いのが特徴です。

国民一人一日当りに供給される食料は約2650キロ・カロリー(農水省資料)。そのうち実際に摂取されるのは約1950キロ・カロリー(厚生省資料)。この差が約700キロ・カロリーにもなり、食料を25%以上を廃棄していることになります。

このように、日本ではあまった食糧を大量に捨てているのです。現在、日本では1人1日平均159gの食べ残しがあるそうです。スーパーやコンビニの賞味期限切れや売れ残りなどの残飯量は年間700万トンにもなり、世界食糧援助総量の70%に匹敵するほどなのです。

特にロスの大きいものが結婚披露宴で、出される食事の4分の1は無駄になり廃棄されています。一般家庭でも7.7%(うち食べ残し2.9%、廃棄4.8%)の食品を廃棄しています。

現在の日本の農業は、季節に関係なく野菜を供給するため、石油無しには成り立ちません。作物などの輸送はもちろんのこと、冬でもトマトやキュウリやイチゴを食べるために、ハウス栽培用に灯油を必要としているからです。

石油の9割以上を輸入している日本では、生産と輸送に必要な石油を計算に入れると、食料自給率は1割程度だとも言われているのです。

世界では、1日4万人もの人が餓死しているそうです。これは、「日本国際飢餓対策機構」のデータによるもので、別の調査機関によると、「アフリカだけで年間に約1900万人の人が餓死しているという報告もあります。

日本国内だけで食物生産を賄えている(食料自給率100%)なら、世界中の飢餓を心配することはないのかも知れませんが、日本は世界中から食糧を輸入してます。それを25%も廃棄することは、許されないような気がします。


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食生活について

Posted by 小林昌弘