圧倒的な勝ちに希望はない

一時「勝ち組」「負け組」という人の分類が流行ったことがあります。

僕はこの仕分けの仕方が嫌いです。自分が明らかに「負け組」だからかも知れません(少なくとも世間一般の常識的価値観では)。

それ以上にこのように人を仕分けることは、恐ろしいことだと思います。
なぜなら、勝ちに拘った生き方は、共栄共存、持ちつ持たれつという考え方とは対極にあり、自然界の摂理にも反するからです。

何が何でも勝とうとすると、相手を徹底的に叩きのめししてしまいます。ときに相手を再起不能にします。経済戦争をしていると言っていいほど今の社会は、過酷で激烈な競争社会になっていますが、実際に叩きのめされ再起不能にされた人々や会社は多々ありますし、自殺に追い込まれた人々もいくらでもいるような状況です。

「あそこの社長は、借金が返せなくなり、生命保険を自分にかけて自殺して払った」などという話を聞いたことがあります。サラリーマンでも数千万円の住宅ローンを組む際には、銀行から生命保険に加入するのを融資の条件として出されることが一般的だそうです。

よく野生動物の世界は弱肉強食で、弱いものは負け淘汰され、強いものだけが勝ち、生き残るようなことが言われていますが、これは事実ではありません。

肉食動物は草食動物と戦っているわけではなく、単に食事をするために狩とっているだけです。自分が食べきれるだけ狩をするだけです。雌を得るために雄たちは戦いますが、相手を殺すまで戦うことはあまりありません。優劣がつけばそれで大抵の戦いは終わります。

野生動物たちは、生き残るために負けないようにしますが、相手や獲物(食料)を叩きのめし再起不能にするために戦っているわけではありません。必要以上に獲物を狩れば、やがてその結果(報い)は、食料不足となって自らに返ってきます。

その意味では、何が何でも勝とうとする姿勢で生きることは、長期的に観れば、社会全体を衰退させることになると思いますし、少なくとも社会が殺伐となることは確かです。

自分が必要な分(利益)を取ったら、後は競争相手に譲る、他の人のために残しておく。勝とうとするのではなく、負けないように生きる。

我々人類がこの先何千年、何万年、何億年と生き残りたいのなら、他を圧倒して勝つような生き方ではなく、負けないように生きなければならないでしょう。

時代遅れと大量絶滅の代名詞のように言われることがある「恐竜」ですが、彼らは1~2億年の間繁栄しました。現在の鳥類などは、その子孫と言われています。

我々人類は、猿人の頃から数えても、わずか5~600百万年しか生きてないのです。現代人(ホモサピエンス)になってからだとたった20万年程度しか経ってないのです。

あくまで「勝ち」に拘るなら、人類はこの先1000年と持たないかも知れません。


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価値観・考え方

Posted by 小林昌弘