ある医師から観た、民間手技療法界

身体均整法学園の授業で、ある病院の院長で医学部の教授でもある医師の話を聞く機会がありました。

その医師が整体などの手技療法について言ったことで印象に残っていることがあります。

「病院(医師)は、治る見込みのない患者を積極的に診たりケアすることは、基本的にはないが、民間手技療法家の一部は、そんな患者でも相手にし、施術というカタチを通じて患者に触れ、話しかけ、相手になってやっている。それで病気が治癒しないまでも、痛みなどの症状が緩和したり、精神的に持ち直すことも多々ある」

「ただ、多くの整体などの手技療法家は、職人芸を競ったり誇りにしているきらいがある。それではどんなに優れた技術でも、広く一般には普及せず、その恩恵を受けるのはほんの一握りの患者だけだ。」

「整体などが一般に(医療の一環として)認知されるためには、誰でも習えるように技術を標準化し一般に公開することが必要不可欠だ」

これを聞いて僕が思ったことです。


確かにその通りで、全くゼロから創造した技などほとんどないにも関わらず、技を多額の料金を支払った人たちだけにしか教えず、それも肝心要の部分は「秘技」などと称して、教えないことがある。

療法名すら商売に使うために商標登録などしてる場合があるから、その療法がどんなに優れた効果があっても、使えるのはロイヤリティを支払った研修修了者に限っているため、一般社会で認知されるほど広がることはないのが現状だ。

例えば「整体」という表現を使い始めたのは、僕が尊敬し整体をはじめるきっかけになった野口晴哉先生ですが、先生が「整体」を商標登録などしてれば、いまのように整体が手技療法を指す一般名詞として広がることはなく、按摩や指圧、マッサージなどの一種として存在している程度だったと思う。

カイロプラクティックは欧米では医学部と同等の評価がされているが、その創始者が「カイロプラクティック」の使用を認可制などにしたら、今のようなカイロの地位はありえなかっただろう。技術も広く公開しているから、今のように体系化され普及したのだろう。

今の医療体制は医療産業の利益最優先で組織され動いていますが、民間療法も、規模は小さいですが、一部の指導的立場の人たちの商売の道具程度の使われ方をしている側面が強いことは、民間療法の発展と医療への貢献の可能性を考えると残念です。


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医学・医療

Posted by 小林昌弘