野口晴哉の整体と「氣」

野口整体との出会い

私が「整体」というものと出合った最初は、野口晴哉さんの本です。風邪はひいた方がいいとか熱が出るのはいいことだ、とか、最初に読んだときには、あまりピンと来ませんでしたが、西洋医学とは別の体の観方をする方法もあるのだなと感じました。

「整体」を仕事とするようになって、新たに興味がわき、文庫になっている以外の著作を何冊か購入して読んでいますが、この人はちょと桁外れの治療家だと感じています。

関東大震災のときに、少年だった野口先生は、怪我人を目の前にして、思わず手をかざした(触れた)そうです。それで怪我人が回復していったのが、治療の道に入るきっかけだったそうです。

整体というと、今は骨格と筋肉を整え、腰痛や肩こり、関節痛などを解消するというのが、一般的なイメージですが、彼の場合は、気功に近いような気がします。

野口晴哉先生が治せる病気は、上記のものに限らず、内蔵機能障害や皮膚病、骨折、精神的な不調まで、ありとあらゆる不調、病気に対応していたようです。背骨を見て、その人の体の状態を知るというのが、基本的な方法のようですが、背骨を見れば、どこをどうすれば治るかわかったそうです。

彼が生涯に治療した人数は、数十万人単位だそうですが、戦後のある時期以降、「治療は止めた」といって、活元運動というのを始めます。これは野口流の健康体操というか一種の運動で、自分で自分を健康にする(治療する)というのが目的の運動です。

活元運動をはじめた理由は、自分が治すと人は自分の治療に頼って自分の体に責任を持たないし、自分が直接診れる人数は限られている。これでは、世界中はおろか日本中の人を健康にすることすらできない、というからスケールが違います。

彼の体と治療に対する考え方は、手法は違っても、どんな治療家、療法師でも参考になるというより、基本となるような優れた洞察を含んでいます。

これからは、私も、背骨と「気」に、もっと注目していこうと思っています。

整体師にとっての「氣」

正直言って整体をはじめる前は「氣」って何? という感じでした。もちろん気功という言葉は知ってましたが、それで身体が調子良くなるとか、病気が治るなどと聞いても、半信半疑でした。

整体というと、骨格や筋肉を調整して身体の歪みを取り、腰痛などの体調不良を解消するというイメージを持っていましたが、野口晴哉先生の著書を読んでからは、考え方が違ってきました。 骨格調整という考え方は、アメリカのカイロプラクティックのもののようです。

野口整体の中心技法に「愉気」というものがありますが、実際にやってみて確認しましたが、確かに「「氣」はあると感じました。指先から文字通り、気が発生しているのを感じるし、指や掌を患者さんの患部に軽く触れているだけで、痛みが緩和したり完全に解消することもあります。

自分がいまできるのは、この程度のことですが、野口先生は、これで心身全体の不調をことごとく治療していたようです。もちろん彼は頚椎も含めて骨格調整(矯正)もできたし、骨折も治すことができたと、実際に施術を受けたり、受けたことのある人からの話しで聞いています。

心身の可能性は我々が今持っている常識よりはるかに大きいと思います。野口先生は潜在意識に注目していた先駆者です。催眠術を使って、人の魂を人形に移したというエピソードを奥さんが回想録で語っていますが、彼は言葉の使い方だけで、人の不調を治せるほど人間心理にも精通していたようです。

彼は17歳で自分の整体治療の道場を立ち上げ、30代の頃には、当時の首相や華族(貴族のようなもの)の身体の調整や治療を行っていたといいます。年中無休に近い状態で、一日100人以上を治療(野口整体では操法という)していたという彼が生涯に施術した回数は、おそらく百万回を超えるだろうという超人、控えめに言っても文字通り天才です。

そんな野口整体(操法)が、整体師が施術をするという方向ではあまり普及してないのは、ひとつには、彼が「治療は捨てた」と言ったことにあるのでしょうが、もうひとつには、あまりに野口晴哉の技量、知識、能力が高すぎたために、他の追従を許さなかった、質・量共に同じようにできる人など、優れた弟子たちでさえ、不可能だったからではないかと思います。

僕は野口晴哉先生の足元にも及ばない整体師ですが、彼の哲学と技術の一端でも知って生業としてる者として、野口先生の力をお借りしながら、不調に悩む人々のために仕事をしていきます。

野口整体について…整体協会


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2013-07-31整体について

Posted by desk@toiee.jp