花粉症は薬で治るか?

この20年ほどで、花粉症の方は驚くほど増えた印象があります。僕が子供の頃(40年以上も前のことですが)には、花粉症という言葉を聞いたことがありませんでした。

7月に花粉症の話題かと思われるでしょう。花粉症と言えば、春先だけという印象がありますが、杉以外の花粉症もあると、春から秋にかけて症状が続く方もいるようです。

花粉が襲来すると、細胞が感知し、ヒスタミンを放出します。ヒスタミンは拡散し別の細胞に外敵(花粉)の襲来を知らせます。ヒスタミンの信号を感知するために、受け手の細胞には、ヒスタミンレセプターが備わっていてヒスタミンを捉えます。その結果、くしゃみ、鼻水、涙などの防御反応が発現するのです。

たいていの方は、薬で花粉症の症状を抑える(だけ)の治療を受けていると思います。確かに、抗ヒスタミン剤を服用すれば、花粉症の症状は緩和されます。しかし、その効果は一時的なのです。

抗ヒスタミン剤によって、花粉などが体内に侵入したとき使われる情報伝達経路が遮断され続けると、ヒスタミンを作り出す細胞は、より多くのヒスタミンを放出するようになるからです。

その仕組みは、ヒスタミンレセプターを持つ受け手の細胞は、レセプターがブロックされた反応として、より多くのヒスタミンレセプターを細胞上に作り出します。こうなると、花粉に対してより多くのヒスタミンが放出され、より多くのレセプターがそれをキャッチし、より花粉症反応が酷くなるのです。

ほとんどの薬は、身体生理の反応経路に介入し、それを阻害したりブロックしたりして作用します。短期的には目的通りの効果が生じますが、長期的には、症状をより重くする方向に働くのです。薬がだんだん効かなくなり、量を増やす必要が生じたり、耐性菌が現れたりします。

あらゆる症状は、身体の恒常性(動的平衡状態)を保つための身体反応です。それを症状だけ切り離し対処しても、根本的には治すことはできないのです。全身の機能的(生理学的)、解剖学的バランスを回復することでしか、治りません。

生命現象は、「こうすればこうなる」というような明確な因果関係に基づく身体的メカニズムで成り立っているわけではありません。絶え間なく活動しながら、一定範囲内での平衡状態を維持しようとしているのです(恒常性)。

恒常性(動的平衡状態)に対して、部分的な症状などに対応するために人為的に干渉すれば、一時的には症状は解消し別の様相で平衡状態が生まれるかも知れませんが、しばらくすれば揺り戻しが起こります。

だから、花粉症(に限りませんが)は、薬では治らないのです。

整体で症状が解消し体調が良くなると、花粉症の症状が軽くなったという方は何人もいらっしゃいました。

やはり体質改善が花粉症でも大切だと思います。


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花粉症について

Posted by 小林昌弘