世界が変わり始めています

窓越しに雨音が聴こえます。わずかでしょうが放射能まじりの雨が降っているのだなと思ってしまいました。水も空気もうっすらと汚染されているようです。200キロも離れたこの地でもそうなのですから、福島の方々の心労は察するに余りあります。

震災や原発事故の心理的、地理的、置かれている状況や入手する情報の影響によって、受け取り方の差が非常に大きいようです。直接影響が出てない場合は、今まで通りの生活をするというのは大切なことだと思いますが、明らかに国全体に関わる問題が進行中で、被災された方が困窮し苦しむのを無視していいはずがありません。

原発の事故は、地震と津波が原因だと思われているでしょうが、それはきっかけに過ぎません。今回の事故は人災だと思います。なぜなら、原発の危険性を知り、今回のような事故を事前に正確に予測し、国会や福島の地方議会で問題にしていた議員や、著作や講演などで警鐘を慣らしていた研究者や原子炉設計者、ジャーナリストがいたからです。彼らの警鐘を全て無視してきた結果が今出ているように思えてなりません。

地震も原発事故も、個人の手に余る出来事です。その意味でも、人生に起こる全てのことは、自分が引き寄せているとか、自己責任だという最近の主張は、破綻したのでは?と思います。津波を予想してたから津波が来たというのは、無理がありすぎですし、家や家族を失うことを望む人がいるはずもありませんから。何のせいであれ、あの惨状を見たら、たいていの人は助けてあげたいと思うでしょうし。

ただ、個人ではどうしようもないからと言って問題の存在自体を知らん振りすることは、次の大惨事を招くことになるかも知れません。皆が無力感に捕らわれ、自分が何をしたって世界は変わらないと思うことは、今回の人災やこれからじょじょに出てくる困難な状況を容認することにしかならないと思います。

放射能の健康への影響は問題にする必要がないかのようなニュアンスで報道がされていますが、体に取り入れていい放射能などあり得ません。自然界にもあるといいますが、原発から出ているものは、自然界に存在しないもののようです。今回の原発事故で、放射能の人体への基準が緩められました。水や野菜などが食べられないとなるとパニックが起きることを怖れたのでしょうが、空気や水や土壌が汚染された場合、個人でできることは限られるので辛いところです。

私の仕事は、人々を健康で快適に生活できるようにお手伝いすることだと思っています。それがこのような状況になると、自分の仕事上の努力などカンタンに吹き飛んでしまいそうに感じています。健康に生活するための土台が揺らいでいるからです。

ですからこの機会に言っておきたいと思います。原子力発電をこれ以上推進することも、既存の原発を運転し続けることにも反対だと。ひとたび事故が起これば大災害になる技術は止めるべきですし、現場作業員の命を危険に晒さないと成り立たないような方法で電気を作ることは間違いだ、あってはならないと思うからです。

目に見えないものを人は無いものと思い込みます。視覚で全てを感じ取れるわけでないにも関わらず。匂わないものも無いものと考えます。匂いを発しないものがあることを知っていても。聴こえないもの同様です。音を出さないものの方が多くても。五感で感じ取れなくても存在するものは確かにあるのです。

もっと心身の感覚を研ぎ澄まし、本当に自分にとって必要なもの、危険なものを感じ取れるようにしたいものです。このような混沌とした時代だからこそ。


………………………………………………………………………………………………………..
整体なら川越の…ヒロ自然療法院で体調不良解消!
■Tel/049-223-2017
■所在地:埼玉県川越市末広町3-10-2ファミール末広201
……………………………………………………………………………………………………….

原発事故関連

Posted by 小林昌弘