人生って、何だろう?

人間関係も含めたさまざまな環境や状況の変化が起き、何か自分と世界との間に裂け目というか距離感が生まれたときに、ふと浮かんでくる考えがあります。
その考えは、例えば、薄暗い蛍光灯の下で食後に食器を洗っているときなどに浮かんできます。

「何のために生きるのか?」

「こんなことしてて、何になるのか?」

「何のために生まれてきたのか?」

これは、とても根源的で普遍的な問いです。

何にでも直接的でストレートな表現や行動が好みの僕としては、その答えはこうです。

「生まれてきたから、生きているのだ」

「生きるとは日常的なことの積み重ねだからだ」

「死ぬために生まれてきたのだ」

実も蓋も無い答えですが、自分ではこれが真実だと信じています。

もちろん、このブログでも、直接僕を知っている割と親しい人になら、事あるごとに社会的な問題意識やその自分なりの解決策などを言葉で表に出す程度のことはしてきているので、僕が社会的な役割や義務のようなことに無関心でないことはご存知だとは思いますが、でも、もっと根源的な部分では、社会的な役割や問題などに対する意識や貢献などは、社会的に行き続けていくために人為的に必要としていることに過ぎず、本質的な部分では、はやり「生まれてきたから、ある意味しょうがなく、否応もなく、死ぬまで、行き続けているとしかいいようがありません。

といっても、他者や社会やこの世界全体に対する自分の位置づけや意味づけを否定しているわけではありません。

言いたいことは、たぶん、(自分でもはっきりとしませんが、なにせお皿を洗っているときに浮かんだ問いかけですから)人間が考えついたこと、人生や人生における行動の全ての意味づけなどは、世界と自己の存在の間に亀裂が生じてしまった人類が、世界とのつながりを保って生き続けていくための方便でしかないような気がするということです。

般若心経では、物体には実態はなく、実体がないのが物体だと言っています。さらに、感覚や意識といった精神的な作用も同じだということです。すべての現象には実体がないのだから、生じることも滅することもないのだそうです。

僕が思いついたことなど、仏教の真理に比べれば、うすっぺらいものでしょうけど、人がこの世界や人生に対して考えた意味や思想、さらには、さまざまな制度や物質的な創造物、感情や感覚さえもが、実体はなく観方によって様々に変化し、移ろい、確固たる不変的な物としては存在しえないという思いは、限りなく仏典が説く真理に近いような気はしています。

人はこの世に生まれてきたから、生きている。それに意味を与えるのは自分自身であり、その意味自体には、何の絶対的根拠もない。いいかえれば、自分が生ていくのに都合のいいように意味づけしているだけ。

唯一真理と言えることは、この世に生まれてきたものは、近い将来に確実にこの世から去っていくということだけです。

人がすること、人が関わることで、永遠の存在などないし、どんなに愛する人でも、自分から去っていくときが来ます。霊魂があるのかどうか、僕は知りません。親しい人の何人かは、既に亡くしていますが、自分の想念や記憶以外で、彼らの存在や霊魂を感じたことはありませんから。

死んだ人の供養が大切だと言われますが、たとえカンタンには会えない状況に居たとしても、その人が生きているうちに何かをすることの方が、はるかに大切だと思います。お墓参りを頻繁にして墓掃除や仏壇をきれいに磨いたところで、生前にその人に十分なことをしてあげられなかった悔いや心の空虚さを埋めるために、自分のためにしているだけの話だと思います。と言ったら、年配の人から激怒されたことがありますが、死んだらお仕舞だと誰でも心の底では思っているような気がします。

墓参りなど頻繁にするより、今、生きているうちに、今、生きている大切な人と自分のために最善を尽くすことの方がはるかに大切だし、現世的には(この世に今生きているのですから)意味のあることだと思います。

般若心経で言っているのは、たぶん、人は虚空(宇宙)から来て、しばらくの間、この世に滞在して、また、虚空に帰っていくのだ、その間の出来事には、実体はない。といっているのだと思いますが、だとすれば、人生など夢のようなものですし、人と人との出合い、その間に体験する様々な感情なども、風のようなものなのでしょう。

そう思えば、辛いことがあっても、なんとかやり過ごすことができそうな気がします。


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世界観・人生観

Posted by desk@toiee.jp