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昔は花粉症など聞いたことがなかった 僕が子供の頃(昭和30年台〜40年台)は、花粉症など聞いたこともありませんでした。
戦後全国の山で大規模に植林した杉が、まだ育ってなかったのも関係しているのかも知れませんが、花粉症と子供のアレルギーが増えてきた時期がかなり重なっていることを考えると、杉だけが原因だとも思えません。 都市化の進行で露出した土が少なくなり、飛散した花粉が地面に吸収されなくなったためとも言われますが、それでも全部は納得できません。 過剰な衛生観念とアレルギーの関係は? 昭和40年前後から急激に上水道が完備され、都市化の進行で、泥んこになって遊べる場所も少なくなり、衛生状態が良くなったことが主な原因だという説があります。 人間は(もちろん他の動物も)、無菌状態の場所で生活しているわけではありません。多かれ少なかれ無数の雑菌と共に生きているわけです。ある程度雑菌にまみれる環境でないと、異物に対する抵抗力が育たず、その結果、少し異物が入っただけでも過剰反応するようになるとのことです。 異物として排除する必要のないものに過剰に反応する点では、アレルギー体質も花粉症も根は一緒です。 過剰に清潔で無菌状態に近い状態を保っていると、本当に害を及ぼす病原菌が入ってきたときに、繁殖する余地がありすぎるため、かえって危険です。雑菌に対する抵抗力が無くなるからです。雑菌と共生していれば、雑菌が病原菌の繁殖を阻止してくれるので、逆に安全だということです。 傷口や食品をバイキンだらけの手で触るのは、危険だと思いますが、それ以外のケースなら、あまり清潔さに神経質にならない方が、抵抗力を高め健康を維持するためにはいいという考え方もできます。 昔は子供の遊びといえば、外で泥んこになって転がりまわっていたものですが、それが雑菌に対する抵抗力を高めていたため、花粉症やアレルギーなどが無い原因の一つだったとも考えられます。 食品添加物とアレルギーの関係は? 都市化や衛生状態、衛生観念と花粉症などのアレルギーは関係しているのではないか?という話と関連して、食品添加物(化学製品)との関連も考えられます。時期的には食品産業が開発したパッケージ入りの加工食品の普及と花粉症やアレルギーの増加の時期も、ほぼ一致しています。 食品添加物は、工場で加工される食品の保存性を高めるために、また見かけや味を演出するためにも使用されていますが、問題なのは、その摂取量だと思います。化学的に合成された食品添加物を大量に長期間に渡って摂取していると、それを分解・吸収するために肝臓などの臓器がフル稼働しなくてはならなくなり、その結果体力が落ち、体調が悪くなったり、免疫力が正常に働かなくなることも可能性としてはありえます。 農薬との関係は? 農薬の使用量増加もこの時期と一致しています。微量といえども、野菜や果物などの自然の恵みにも農薬が不着しているのが一般的な状態になっています。農薬が体にいいという人は、一人もいないでしょう。添加物と同様、肝臓にまず負担がかかってきますし、分解されず体内に蓄積される成分もあります。 自然な生活を心がけることが大切 わたしたちの体も自然の一部です。人が科学的手段で人工的に生命を作り出せない以上、我々自身が自然そのものと言うこともできます。その自然であるべき体内に、人工的に合成した物質を注入するということは、悪影響があってもいいことはないはずです。農薬などは、あくまでも大量に効率的に作物を実らせるために使われている必要悪です。使用しないにこしたことはありません。 健康を回復し維持するために一番大切なことは、できるだけ自然な状態に近い生活習慣や食生活をすることだと思います。ほんの半世紀前までは、花粉症もアレルギーもほとんど聞いたことがなかったことが、その証明と言えるのではないでしょうか? |
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