整体の世界では「発熱を許容せよ」ということが
昔から言われています。
病気になって熱が出るのは回復のために必要なので、 いいことだというわけです。
解熱剤など飲んで、発熱を抑えたり、下げたりすると、 病気が長引き、回復が遅れます。これは現代医学でもわかってきていることです。
白血球の中にマクロファージというのがいます。これは、細菌、ウイルス、がん細胞などの異物を食べ てくれるのです。マクロファージは、食べた異物の情報をヘルパーT細胞
に伝達する役割もあります。
マクロファージが活性化すると、他の白血球の攻撃力を高める物質を分泌します。この物質のなかのひとつが、 脳の視床下部にある発熱中枢に作用して発熱するのです。
体温が1度上がると免疫力が25%高まるとも言われています。発熱は免疫力を高めるための生体防御反応なのです。体温が低いと、ウイルスや細菌、がん細胞などと戦う力が乏しく、体内で有害菌や悪玉菌が繁殖しやすくなり、
感染症を起こしやすくなったり、些細な病気でも長引いたりします。