Archive for the ‘健康になるために’ Category
健康の定義
健康になりたい。健康を維持したいとは、誰でも思うことです。では、「健康」とは一体どういう状態のことでしょうか?健康観は人それぞれの面がありますが、最大公約数的な条件をまとめると次のようになると考えます。
(1)食事が美味しく楽しくできる。
(2)体全体の動きがスムーズでひっかかりがない。
(3)夜はぐっすり熟睡でき、朝の目覚めがすっきりしている。
(4)喜びや悲しみなどの感情が素直に表現でき、受け入れられること。
(5)排尿、排便、食欲、性欲、社交性があり、生理的機能も滞りがないこと。
WHOの保健憲章の前文に書かれている「健康」の定義は、
「健康は身体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいい、単に病気がない、病弱でないということではない」
当院の仕事は、不健康な状態の人を健康にすることです。そのためには、まずは自分が健康でなくてはいけませんので、日々健康管理には気を使っています。
心身の健康維持に大切な睡眠
日本人の約半数は、睡眠に何らかの不満を持っているという調査
結果があります。約65%が睡眠時間が足りないと答えています。
当院へ来院されるクライアントさんの多くは、平均睡眠時間が6
時間以内で、中には4時間という方もいらっしゃいました。
不眠解消に寝酒を飲むという答えが1位ですが、寝る前の飲酒は、
寝つきはよくしますが、熟睡を妨げるので、お勧めできません。
個人差はありますが、一般的な大人は、約7~8時間の睡眠が必
要とされていますが、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に訪れる睡
眠周期は90分で1サイクルなので、6時間睡眠で4サイクルに
なるので、6時間で充分という説もあります。
要は、睡眠時間の長さより質が大切だということです。長く眠っ
ても熟睡できないと起きても体がだるい、気分がすっきりしない
などの不調がありますが、比較的短時間でも起きたときすっきり
して元気が充電されてる感じなら大丈夫です。
睡眠不足に限らず、夜型や就寝・起床時間が不規則な人は多いよ
うですが、これは、鬱(うつ)や深刻な睡眠障害、病気を引き起
こす危険要因です。しっかり寝てエネルギーを充電してこそ、元
気に活動できるのです。
多くの人は、夜寝て朝起きるように体のリズムができています
(夜の方が元気という夜型の人もいますが)。休日でも毎日同じ
時間に起きて朝日を浴びることは、精神面での健康維持にも有効
とされています。
睡眠時間が少ないと、カロリーを多く消費するので痩せる、とい
う人がいますが、睡眠は、単に疲労回復だけではなく、新陳代謝
を活発にし、免疫機能を向上させる役割がありますし、昼間の記
憶を整理し定着させたり、成長期の子供なら成長ホルモンが分泌
される他、睡眠中に神経細胞の機能を回復させると同時に、スト
レスの原因ともなる有害物質を除去してくれるのです。
睡眠不足になると、体内で活性酸素が増えます。活性酸素は、老
化の原因と考えられてるので、熟睡することは、老化防止につな
がります。
睡眠を軽く見ていると、朝目覚めたときに疲れが残っていて、そ
のため体がエネルギーを欲するために、余計なカロリーを摂取し
てしまいがちです。
早めに寝て、早起きし、朝日を浴びながらストレッチやヨガをし
たり、散歩をするのが理想ですが、少なくとも、毎日同じ時間に
起きて朝日を浴びることが、心身の健康維持には大切なことです。
無病息災より一病息災
病気は悪い状態というのが常識ですが、果たして本当でしょうか?
生きていれば、病気の一つや二つ、必ず罹ります。
「生きていれば」というところがポイントです。
生きているということは、体が変化し続けているということです。
病気も体の変化と捉えれば、病気=悪い と単純には言えなくなります。だから、病気に罹ることが絶対的に悪いのではなく、回復しないことが悪いことなのです。
外部から病原体が侵入したら熱が出ます。
熱が出ること(症状があること)そのものが悪い状態と捉えていると、それを消すことだけに集中することになります。
体の防御反応として、病原菌と戦うために熱を発しているわけですが、熱を下げることが治療だと思い込むと、体が正常な状態に戻ろう、病原菌を撃退しようとしている働きを阻害することになります。
例えば、最も一般的な病気である風邪ですが、一定の体力のある人なら、命に別状のある病気ではありません。
にも関わらず、風邪にかかったと思ったら(熱が出る、鼻水が出る、咳が出るなど)、即効で風邪薬を飲む、病院に行き抗生物質などを投与してもらうという処置をする人が多いと思いますが、これも風邪を治療すというより、風邪を潜伏させ長引かせるためにやっているようなものです。
風邪などの症状は、ある程度の体力がないと発症しません。熱が出る、鼻水が出る、咳が出る、下痢をするということは、体が正常に反応しているということです。
私の父は癌で亡くなりましたが、死ぬ1~2年前に母が言っていた言葉が記憶に残っています。「お父さんはこの1年ほど風邪もひかない(だから健康だ)」今考えれば、風邪を引いても(ウイルスに感染しても)それを撃退するために症状を表に出す体力が無くなってきていたのだと思います。
風邪をひかないことが体力があり健康の証のように考えている人は、多いと思いますが、実際は、風邪もひけないほど、体の芯の部分が疲れている、あるいは、緊張の連続で症状を表に出せない状態ということは、十分あり得ることです。
適度に風邪をひき、すぐに治ってしまう人の方が、本当に体力があり健康な体(整体)だと思います。
風邪などのちょっとした病気や症状をこまめに経過することで、ウイルスやストレスなど体を壊す刺激や要素を、その都度排除して健康体(整体)に戻していると診た方が、本質的に正しいと思っています。
風邪もひかない(ひけない)人は、中年以降にある日ドカッと体調を崩して、大きな病気をするリスクは高いようです。
整体をして、一時的に痛みが増したり、痛み出したり、コリを感じるようになったり、汗が出てきたり、施術中にトイレに行ったりするのは、施術によって、体がちゃんと反応できる状態になってきたということです。
出すべき症状や老廃物などを、汗や尿などの体液(出血した人もいましたが)と一緒に早く出し切ってしまった方が、体は早く回復するものです。出すべきものを抑えると、回復は遅くなります。
無病息災より一病息災の方が本当だということでしょうね。