汗腺を活性化する方法

汗をかいて健康増進

夏でも、エアコンや冷たい飲み物で、逆に体を冷やし、汗もかかない人が増えているようです。暑い夏だからこそ、ちゃんと汗をかけば、夏バテもせず、夏風邪にもかからず、元気に夏を楽しむことができます。

人間(生物は全て)の身体は、使わない部分は退化します。汗腺は人類に進化していく過程で発達してきた器官なので、歴史が浅く、未完成の部分が残っているので、使わないと退化しやすいのです。

衰えている汗腺を鍛えて、よい汗をかけるようにする「発汗トレーニング」の仕方をご紹介します。

●バスタブに膝下までの深さにお湯をはってください(かなり熱めの43~44℃くらい)。熱めのお湯で汗腺を刺激するわけです。

●バスタブに浴室用の小さな椅子(腰をかける台)を入れます。

●椅子に腰掛け、両腕の肘から先と両脚の膝から下をお湯に浸けま す。汗が出てきたらOKです!

●その後で、バスタブにお湯を足し、半身浴をするとさらにいいでしょう。半身浴は38℃くらいのぬるめのお湯で、鳩尾(みぞおち)の深さまで入ります。

手足を高温で温めると、自律神経のうちの交感神経が優位に働きます。ぬるいお湯でする半身浴は、副交感神経が優位になります。高温での手足浴とぬる湯での半身浴を一緒にすることで、自律神経のバランスを整える効果があります。

手と足だけを浸すのは、脳から遠い手足の汗腺は、機能低下しやすいからです。足や腕で血液が温められると、その血液が体の深部に回り体の芯まで温まると、脳の体温センサーが感知して、よい汗をかくからです。

毎日、二週間ほど続けると、さらさらのよい汗がかけるようになったと実感できると思いますので(個人差はあります)、あまり汗がかけない人、かけてもベトベトした汗で気持ちよくない人は、ぜひ続けてみてください。

気持ち良く汗をかく

汗をかく

汗は不潔なもの、臭いものと思われていて、できるだけ汗をかかないようにしている人も少なくないと思います。
暑いときは、体は汗をかいて蒸発させることで、熱を外に逃がし、体温を一定に保っています。汗をかかないと、体はオーバーヒートしてしまうのです。

汗をかけないと、体は自衛手段として代謝を抑制します。代謝の目的は、エネルギーを作ることですから、代謝が落ちると、エネルギー不足になり血行も悪くなり、細胞組織に酸素や栄養素が行き渡らなくなります。

こうして暑くてもあまり汗をかけない人の体は冷えてきます。代謝が落ちエネルギーが不足するということは、生命力が弱くなり、さまざまな病気にもかかりやすくなります。

若い女性に、温泉やホットヨガや岩盤浴が人気があるのは、健康回復のためにとてもいいことだと思います。

暑いときにちゃんと汗をかける健康な人の汗はあまり臭いませんさらさらしています。汗の元になる水分は血液から来るのですが、皮膚の表面に出る前に、体に必要なミネラルなどの成分の大部分は、血液に戻るようにできているからです。

暑いときはちゃんと汗をかいて体温を下げ、汗はタオルでちゃんと拭いておけば大丈夫です。まちがってもクーラーや扇風機で乾かそうなどと考えないことです。一気に体温が奪われ、体調を崩すもとになります。

健康的な汗をたっぷりかけば、夏バテ防止にもつながります。