整体は無資格だから違法か?

医師免許

整体師は一部の柔道整復師など治療系の国家資格保有者から、無資格、違法治療などと非難されることがあります。確かに医療行為を行なえるのは、まず医師免許保有者で、治療範囲と方法が限定される柔道整復師や鍼灸師です。なので整体の場合は施術と呼び、病気を治すのでなく体を整えると言います。

当院には整骨院(柔道整復師の治療院)経由のお客さん(整体院は患者と呼んではいけないという主張があります)が多いです。そのお客さんの大部分は、骨折、打撲、捻挫など、整骨院で健康保険を使って治療できる症状ではありません。慢性化した肩こりや腰痛、膝、肩の関節痛が大部分です。

慢性痛で整骨院にかかっても何ら問題はありませんが、当院の「治療」(彼らの多くはそう言います)は、効果があるが高いと言います。それで整骨院はいくらかと聞くと、500円位と答えます。保健が利くからだそうですが、慢性症状の場合は、整骨院で健康保険が使えない規定になっているそうです。

今まで治療法が保険適用なら、症状の種類や原因は問わないと思ってましたが、主に外傷や急性症状でないと保険適用できないようです。でも、実際は慢性症状の患者が多いようです。そうなると、整体を無資格、違法だという彼ら自身の大部分が、違法な保険請求をしていることになります。

確かに腕の悪い整体師に症状を悪化させられたり、金だけ取られてたいして改善しないことも少なくないとは思いますが、改善しない点では、整骨院の方も人のことは言えないはずです(自由治療で保険適用しない施術をしている所は別ですが)。

お互い競合しているし、柔道整復師は4~500万円も学費を使ってるので、気持ちはわかりますが、批判しても患者さんのためにはならないことは確かです。

整体師と国家資格

マッサージ師

今さらという話題ですが、先月、知り合いの整体師(カイロプラクター)が、営業不振のせいもあり、マッサージ師の資格を取ろうと思っていると相談されました。なぜかといえば、無資格と非難されるのが嫌だというのです。非難されることはありますが、ごくたまにです。

それでも、30代の彼にとっては、自分の一生の仕事と考えている事で法的に問題があるとか、一所懸命勉強したのに、民間資格どころか無資格と言われるのは耐え難いのでしょう。

整体は定年退職した人や子育てが終わって第二の人生の仕事として始めた年配の人が少なくないので、その年代の人にとっては、法的にあいまいな立場でも、万が一治療的施術が一切禁止されたとしても、生活自体は何とかなると(年金もじき受給できるし)思っているのでしょう。

でも、若い彼にとっては(若くはないですが、私も同様です)無資格、違法と言われることは、ひどくプライドを傷つけられ、自分の努力を否定されるだけでなく、人生設計に不安を感じさせることのようです。

実際、当院のお客さんから「整体は無資格だから、(肩こりの)治療は、うちのような国家資格のある整骨院や鍼灸院、マッサージ師のところに行かないと危険だ」と言われたと聞いたことがあります。

でも、それを聞いて思ったことは、毎月2~3回も、料金が安いからとはいえ(ということは保険適用)8年間も通院して、肩こりを解消できない治療って何?という感じです。それとなくそういったのがまずかったのか、それきり来なくなりましたが。

特に若い人にとって、民間資格である整体、カイロプラクティックは、批判がある分、選択に躊躇するようです。実際、私が習った整体療法を考案した先生の子息も、やっていることは父が考案した整体療法でも、鍼灸師や理学療法士など、治療系の国家資格を取得していることを見ればよくわかります。

整体学校の同級生に50代半ばの男性がいましたが、自分の子供が整体とやると言っても、柔道整復師か鍼灸指圧師の資格を取らせておいた方が安心だから、習っている整体療法考案者が息子を鍼灸学校に行かせる気持ちはよくわかると言ってました。

実は私も30歳くらいのときに、鍼灸などの手で病気を治すことに魅力を感じ、その学校に行こうか考えたことがあります。しかし学費と修業年限を考えたら、仕事をしながら3年間も学校に通い、当時でも300万円台の学費を払う余裕はないので、断念したことがあります。

なので、治療系の資格に憧れがありましたが、今ではむしろ「無資格」のほうが、施術や経営の自由度が高いので、このほうがいいと思っています。私が尊敬する野口晴哉先生や亀井進先生も柔道整復師、鍼灸師、指圧師、按摩師の資格は持っていません。野口先生は、医師法違反で逮捕されたこともあります。

逮捕されたら営業できないので、その土地では廃業でしょうけど、自分が尊敬し信じている手技療法の大家が「無資格」だということは、おおいに勇気づけられることです。本心を言えば(無資格)手技療法の創始者が、治療系の国家資格を表に出していること自体に、自身の仕事への覚悟の希薄さを感じます。

柔道整復師や鍼灸師、按摩マッサージ師の資格を持っていても、国家資格でない独自の手技療法を考案したというなら、資格を自身の肩書きとして使う必要はないと思ってしまいます。その資格で今も治療の仕事をしているなら別ですが。

整体と医師法

医師法違反

「子宮筋腫が手で小さくなる」と宣伝し、無資格で医療行為をしていたとして、千葉県船橋市の整体師が逮捕されたとニュースで報道されたことがありました。

その整体師は視覚障害者らしく、サングラスをかけ、大げささ身振り手振りで逮捕の不当性を訴えていましたが、雰囲気はどうみても胡散臭かったです。

宣伝のための著書も多数出版していたようですが、彼の施術で本当に子宮筋腫が縮小したかどうかは、施術前後でレントゲンでも撮影してなければわからないと思います。施術料が数万円という高額なので、まったく縮小を実感できなかった、あるいは病院の検査で縮小してないとわかった患者がいたとしたら、それを恨んで警察に訴える人がいても不思議ではないと思いました。

子宮筋腫自体は、生命に関わる病気ではないし、この整体師のやったことは、最悪でも子宮筋腫を放置してたために成長して、体調不良を感じるレベルだとは思いますし、手術や点滴などの医療事故と比べれば、取り返しがつかないというものではないにせよ、自分の利益のために子宮筋腫に悩む女性たちを食い物にしていたことは確かだと感じました。

うちの整体院でも、患者さんが病名を口にし、それに対して応える目的で、こちらも病名を出して説明などすることは全くないわけではありませんが、基本的には、体の状態を問題にはしますが、病名を出して治る治らないなどと言うことは、しないようにしています。

この事件を見ていて感じるのは、医師免許の無い整体師や治療家は、病名は口にしない方がいいということです。サイトやチラシなどの広告では、特に注意が必要です。テレビでも、この容疑者のサイトの宣伝文句(子宮筋腫が小さくなる)を問題として扱っており、容疑の証拠としても、この宣伝文が該当することは確かでしょう。

整体の仕事はやりがいがあるし、人に感謝される仕事でもありますが、今回の事件報道を見ていて、その社会的な立場は、かなり脆弱で不安定だと感じました。いわば、整体業などは、見方によってはグレーゾーンで営業しているとも言えるからです。

あきらかに治療効果がある、レベルの高い施術をすればするほど、医療行為に限りなく近づいていくので、施術と営業や広告宣伝面でかなり慎重にしていかないと、足元をすくわれる可能性が高くなっていくでしょう。整体師としての腕がよく繁盛して目立ってくると、同業者と類似業者の妬みを買って誹謗中傷されることも全くないとは言い切れません。

この容疑者も整体学校を経営していたましたが、整体師養成の学校などを見ても、この業界は玉石混交だと感じるし、レベルの低い施術を宣伝でごまかしているようなところもあると思います。

安心してよい整体をするためにも、施術で傷害などを与えない限り、整体などの民間療法も、「治療」のひとつとして、法的にも認めてほしいという思いはあります。そのためには、もっと整体など民間療法はレベルアップを図り、ある程度は医学的説明ができるようになる必要があると思います。

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