顎関節症の原因と治療

顎関節症(顎のトラブル)の悩みは意外に多い

顎関節症の悩み
意外に多い顎関節症。整体で良くすることは可能です。

顎の開閉時の痛み、口が(大きく)開かない、顎関節がガクガクする、音がする、大きく開けると痛むなどが顎関節症の主な症状です。顎関節症は女性が多いですが、男性は多少顎の調子が悪くても気にしないせいか歯科などを受診して治療しないから統計に出ないせい知れません。顎関節症は、一生の間に5割もの人が経験すると言われていまるほど一般的な不調です。

顎関節症

顎関節に多少不具合があっても自然に治ることがありますし、少々の不調は人に言わないことが多いので、周囲に顎関節症の人がいても、気づかないことも多いと思います。

顎関節症が悪化すると、食べ物を噛むたびに顎が痛む、カラオケで歌うだけで顎に痛み、口が大きく開けられないので流動食しか食べれない、顎を開閉するたびに違和感や異音がして不快感があるなど、日常生活に支障が出ることもあります。

顎の痛みは、様々な体調不良の原因に

顎関節症と聞いても、日常生活に大きな支障を与えるとは思わない方が多いと思います。しかし、顎関節症は気づかないうちに悪化することがあり、肩こり 腰痛 片頭痛 不眠症 疲労 坐骨神経痛 めまいなどの体調不良を引き起こす危険があります。

顎関節症を訴えて、来院される患者さんの8割以上は、常に顎に力が入ってる状態の噛み締め癖があります。上下の歯が接触してれば、噛み締めています。それと、食事中に斜め前や横にあるテレビを見ながら噛んでる人も少なくないです。これは左右の顎関節にかかる力がはっきり偏り、片側の顎関節に余計なストレスがかかっている状態です。その結果、顎の不具合だけでなく、顔の下半分(下顎)がズレて顔の輪郭が歪む結果につながります。顎の片側だけでものを噛む片噛み癖がある人も多いです。

そういう人の顎の輪郭はほとんどの場合、左右対称ではないです。 顎の先端がどちらかに寄っています。 顎の輪郭、ということは、ほぼ顔の輪郭を左右しているわけですが、が整って来ると、顎の開閉もスムーズになってきます。音も消えることが多いようです。

顎関節症の症状

アゴが痛い、口が開かない、ガクガクするなど、顎関節症の患者はこの10数年間でかなり増えているようです。その範囲は、子供から高齢者まで幅広く、10代半ばから増え始め20~30代がピークと言われています。また、女性患者(医療機関を受診する人)は男性の2~3倍ほど多くなっています。

顎関節症は、自覚症状があまりなかったり、生活に支障がないなどの理由で、体調不良の一種であるという認識が薄いようです。治療できる所が少ない。どこへ行ったらいいかわからないという問題もあります。

顎が痛むといっても、耳の穴のちょっと前あたりにある関節そのものが痛む場合や、その周辺が痛む場合、もっと下の顔の輪郭の部分にかかる顎の筋肉が硬直して痛む場合などがあります。顎を動かしたときの音も、カクカク、ギリギリ、ジャリジャリ、ミシミシなど様々です。

下記が典型的な顎関節症の症状です。下記以外の症状でも、顎関節症が原因になっている症状があります。

●顎の関節(耳穴の前)を押すと痛い。
●顎が外れたことがある。
●食事をしていると顎がだるい、痛む。
●顎がまっすぐ下に開かない。
●顎を開閉するとカクカク音が鳴る。
●口があまり開かない。大きく開くと顎が痛む。
●長時間話していると、顎がだるくなる、痛む。
●歯を噛みあわせると和感がある。
●顎や頬が重く疲れてる感じがする。

顎関節症で病院へ行く前に整体をお試しください

顎関節症は、軽い症状なら自然に改善・回復するケースもありますが、一時的に改善しても再発を繰り返すケースも多いので、適切な治療を受けて回復させた方がいいです。自然回復のケースでも、何ヶ月、何年もかかることもあるので、顎関節症の原因になっている顎や体の使い方と生活習慣を改善することが大切です。

顎関節症と聞くと、まずは歯科医を思い浮かべるでしょうが、歯科は基本的には歯の治療をする所で、顎の治療はできません。顎の治療は、病院なら口腔外科が担当しますが、口腔外科がある病院は少ないです。当院には、顎の痛みや顎がガクガクしたり、カックンと左右に歪みながら開いたり、口があまり大きく開けられなかったり、口を大きく開けると痛む顎関節症の方が、通院されてます。

顎関節と顎の筋肉

(当院の)整体で顎関節症を改善させる方法があるからです。施術の手順としては、まず骨盤と背骨の調整を行います。顎関節は頭蓋骨にあり、頭蓋骨は骨盤が土台になっているからです。背骨(特に胸椎)の歪みズレが、顎の関節に影響している場合もあるので、背骨の矯正も必要に応じて行います。

当院の骨盤矯正は、骨盤の中心にある仙腸関節の矯正を重視しています。骨格と背骨が整って筋肉のバランスも整うと、直接、顎関節を調整しなくても、顎関節が正しい位置に修正され、症状が軽減したり、それだけで顎関節症の症状が解消する人もいます。

全身の調整だけでは充分でない場合は、顎の関節を直接調整し、顎の筋肉の緊張を緩めて左右の噛筋のバランスを整えます。さらに必要に応じて、顎の開閉に関係する肋椎関節や頭蓋骨の調整も行います。

これで、たいていの顎関節症は解消ないし大幅に改善します。カラオケで歌えないほどだった方も回復しています。

整体での顎関節症の調整(治療)方法

当院の整体には、顎関節症を改善する手技があります。必要な場合は頭蓋骨矯正も行います。それで大抵の顎関節症は改善します。1回の施術で顎が開かない人が治ったこともあります。顎の痛みや違和感で来院された方にも、全身の調整は行います。骨盤の歪みと首周りの筋肉の凝りが顎の不具合の原因(遠因)になっていることがあるからです。骨盤や背骨、頚椎に歪みがある状態で顎関節だけ調整しても、いい状態を継続的に維持することは難しいからです。

当院の整体では、顎関節だけでなく、関連部分にも注目して、歪みなど不具合があれば矯正・調整するので、顎関節だけを調整するより確実に安定的に不具合を解消に導くことができます。例えば、骨盤の前側の合わせ目である恥骨結合は、下顎の骨と唇の状態と関連があります。恥骨結合部がズレていると、唇の角が上下したり、顎がカクカクしたり、下顎の位置が左右にズレたりします。また、股関節に異常がある方のほとんどは、恥骨がズレています。当院の整体では、恥骨や股関節の調整も行います。

当院は顎関節症の方が多く来院されます。顎関節症で来院され、改善しなかった人はいません。ある程度改善したら止めてしまう方はいらっしゃいますが、こちらが大丈夫というまで通院され、回復しなかった例はありません。噛みあわせも良くなります。顎関節症でお悩みの方は、ぜひ施術を受けてください。長年の顎の不調や痛みが、ほんの1~3ヶ月で改善・解消します。

噛み締め癖、片噛みなど顎関節症の原因を改善

顎関節症の方の80%以上は、噛み癖と噛み締め癖(歯の接触癖)があります。これを直さないと、いくら整体で全身の骨格、顎関節と顎の筋肉を調整しても、いずれ再発します。まずは、これら直接、顎関節に悪影響を及ぼす癖を直すことが必要です。当院では顎関節の痛み、ガクガク(違和感)、クリック音などの原因になっている癖や生活習慣、体の使い方をお聞きして、改善するための指導も行っています。

骨格と筋肉のバランスを整えて、噛み締め癖を直しても、症状が改善しない場合には、噛みあわせの悪さが原因になっているケースはあると思います。その場合は、歯科医や口腔外科で治療したほうがいいと思います。ただし、歯を削ると元には戻せませんので、いきなり歯科で治療するのはお勧めしません。最初に整体で骨格調整をしておかないと、歯科での矯正後に、頭痛がしてきたり肩こりや首が痛みだしたり、身体のあちこちに症状が出てくることもあるからです。噛み締め癖を直しと整体での調整なら、歯を削る必要はありません。

口が開かない顎関節症の施術例

40代の女性の方です。抜歯後に口が充分に開かなくなり痛みと違和感がありました。施術中に股関節を触ったときに「そこも先日転んで打った」とのことで、それも原因かなと思いました。打った側の坐骨が下がってましたから。

口腔外科に行かれたようですが、年齢のせいだとと言われたそうです。顎関節症は20~30代の女性に多いようです。

その方は、病院で顎の関節が炎症を起こしてると言われたそうなので、その診断を尊重して、今日は、直接は額関節は触らず、骨盤と背骨、股関節の調整をして終了。結果は口が結構開くようになり、痛みは解消。違和感もかなり軽減したようで、よろこんでいただけたので、気持ちよく満足する仕事ができうれしかったです。

重症の顎関節症の方

20代後半の女性

高校生の頃から顎が痛くなり、口腔外科を受信しました。マウスピースを作ってもらい寝るときに装着してました。2年ほど装着しましたが、まったく改善しませんでした。

当院に来院時には、夜間も痛み食事は柔らかいものしか摂れないという状態でした。口があまり開かず、カラオケで歌っても後半は顎が疲れてしゃべる気もしないとのことです。

初回に仙腸関節を矯正し脊椎を調整したら、痛みはかなり解消し口もある程度は開くようになりました。
継続して施術で調整していけば、顎のことを気にせず生活できるようになるはずです。

顎はとても繊細な関節です。結構簡単にズレることがあります。ほお杖や片噛み、横を向いて食事するなどに注意しましょう。

顎関節症と姿勢の歪みの陸上選手

18歳の女性

高校3年の女子陸上選手が来院されたことがあります。中距離走で全国で2位の成績とのことです。

顎関節症、姿勢の歪み、背部の張り、足の痛みなど全体的に筋肉と骨格の状態はあまり良くない様子でした。

骨盤と背骨を修整しただけで、顎の状態と体のバランスが回復に向かってきました。一流選手ほど、体の歪みが競技の成績を左右するので調整は大切です。

アスリートにとって、歯の噛みあわせは重要です。グッと噛み締められないのは論外ですが、左右の奥歯の圧力のバランスが崩れただけで、フォームに影響し成績が落ちることがあるからです。

彼女も連日、ハードな練習で、体に疲労が蓄積し硬くなっていました。体が硬く歪みがあると、故障や怪我をしやすくなります。練習は大切ですが、体を休めることも大切です。

※施術効果には個人差があります。

顎・首・膝・足・腰などの不調

20歳の女性

野球をしてる女子大生が来院されたことがあります。

顎の開閉時に音がして、首肩に違和感。膝を打撲した後、膝に力が入らなくなり、骨折した足指(足裏部分)が足を蹴り出す動作 で十分曲がらない、体を捻ったりすると腰が痛む、不眠、便秘、疲労感など、かなり不調が多い女性でした。

初回の施術で顎、腰、膝、足指がかなり改善しました。

※施術効果には個人差があります。

顎関節症の解消例をもっと知りたい方はクリック!

顎関節症の開口障害と関連症状

顎の状態が正常の人は、指を3本縦にした位(4~5センチ)は口が開きます。指2本分(3センチ)以下なら、開口障害です。関節の動き自体に問題があり、口が開かないケースと、顎の開閉に関係する筋肉が緊張しているために開きづらいケースがあります。

また、顎を大きく開くと痛むために無意識に開かないようにしているケースや、顎関節の異常で、開けたくても開かないケースがあります。

痛みはなくても顎全体が重い、だるいという方もいらっしゃいます。食事をしていると顎がだるくなる人や大きく開けられるけど左右にブレたりして真っ直ぐ下にスムーズに開かない場合もあります。噛むと(顎を噛み締めると)痛むという人もいます。

イライラする女性

症状の進行具合も、じょじょに開きづらくなるケースと、いきなり口が開かなくなるケースがあります。
顎関節症とは、上記のように、顎の運動障害と痛みが発する症状の総称です。更に、このような顎関節症の症状がある場合、下記のような関連症状が見られることがあります。

●肩こり ●首のこり ●目の痛み ●首の痛み ●イライラする ●集中力不足 ●不安感・落着かない ●めまい ●耳鳴り ●頭痛・吐き気・飲み込みずらい など。

*顎関節症は自律神経失調症うつ病とも関連があるとも言われてます。それが原因で顎関節症の症状が出る場合もあるようです。

顎関節症が原因の不調

下記のような症状はありませんか?顎関節症かもしれません。顎関節の付近に痛みがあっても必ずしも顎関節症とは限りませんが、顎がズレている感じがする、開閉時に違和感があるなど、顎の関節に異常や違和感があれば、顎関節症かも知れません。

●頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こり
●顎関節部周辺の痛み
●耳の痛み、耳鳴り、耳が詰まった感じ、難聴、めまい
●眼の疲れ、充血、流涙
●歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常、口の乾燥感
●嚥下(飲み込み下す)困難、呼吸困難、四肢のしびれ

顎関節症の原因

顎関節症は、噛みあわせの悪さが原因だと、多くの歯医者や口腔外科医は考えているようですが、噛みあわせ治療をしても治らないことが多いので、顎関節症の主な原因は、他にあると考えられます。

顎関節症患者さんの多くに(約50~60%)、噛み締め癖(上下の奥歯の接触)がみられます。顎関節症の研究者の間では、顎関節症の原因は、従来考えられていたような「かみ合わせ」ではなく、「歯の接触癖」が主な原因だという診方が主流になってきています。

噛み締め癖

食事などしてないときには、上下の歯は接触してないのが普通です。通常、上下の歯は、食事、会話のときに瞬間的に触れ合うだけです。ですから、通常の接触時間の合計は、1日あたり20分以下と計算されています。

でも中には、何か作業しているときや考え事をしているときなどに、上下の歯を接触させている人がいます。歯が接触(上下の奥歯まで接触している場合は特に)していると、たとえ強く噛み締めていなくても、口を閉じるための筋肉は働いています。この状態が長時間になれば、顎の筋肉の緊張が続き疲労してきます。

また、口を閉じる筋肉が緊張していると顎関節は押さえつけられるので、歯の接触時間が長くなると顎関節への血流が悪くなり、正座で足がしびれた時のように、感覚が敏感になり痛みを感じやすくなります。

上下の歯が離れているときは、顎はリラックスしています。このとき舌の先端が上顎の前歯の付け根付近に軽く触れた状態です。この歯の接触癖を直すだけでも、顎関節症の症状が緩和したり解消することもあります。

当院に通院される顎関節症の方の大部分は、下顎にズレがあります。下の顎の骨の中心が正中線上(身体の中心線)になく、左右にズレているのです(たいていは痛む側の方へズレている)。顎を開閉してもらうと、まっすぐには顎が開かず、ズレている側に曲がって開いたり、くの字を描いてガクガクした感じで不安定な軌道で下顎が開いたりする方がほとんどです。

噛み締め癖や下顎のズレは、頬と下顎に付着する筋肉を、過剰に緊張させます。それが持続すると、全身の筋肉にも不必要な緊張が生じるために身体が歪んできます。背骨や骨盤までも歪んでくるのです。

下顎のズレは、脳に大きなストレスを与えるため、自律神経のバランスを崩す原因にもなります。その結果、全身に様々な症状が生じます。その症状は150種類もあると言われています。

【下顎のズレが誘因で生じる可能性のある症状】

顎関節症、首 肩こり、首・背中の痛み、直頚椎、頚椎ヘルニア、手のしびれ/頭部の痛み 頭痛、片頭痛、顔面神経痛、三叉神経痛、不眠、腰痛、耳鳴り、めまい、いびき、情緒不安定 いらいら、集中力低下、不良姿勢、 猫背、首の傾き、肩の高さが左右で違う、顔のゆがみ、歯ぎしりなど。

顎関節症の原因になる生活習慣

●仕事や家事をしているときやボーっとしているときでも、上下の奥歯が接触した状態になっている噛み締め癖によって、過剰な負担が顎関節にかかり続け、顎の筋肉も持続的に緊張して動かなくなっているケース。

●虫歯が痛むので、無意識に痛みを避けて顎をずらして噛むようになり、その状態が続いたために起こるケース。

●歯を抜いたままにしておくと、抜けた後を周囲の歯が補おうとして、傾いたり移動してきたりして噛み合わせが狂って起こるケース。

●極端な噛み癖(左の奥歯しか使わないとか)、歯ぎしり、ストレスで無意識に歯を食いしばっているケース。

●ほお杖や常に横を向いて食事をするなど、顎が歪んだ状態で噛んでいるケース。

自分でできる顎関節症の改善法

●噛み締め癖(無意識に上下の歯を接触させている状態)は直す。
●普段からよく歩く。
●体を捻った姿勢をできるだけ継続的にはしないようにする。特に食事のとき。
●噛み癖があれば、全ての歯を使ってバランスよく噛む習慣をつける。
●充分に睡眠をとる。
●ストレスをためない。
●左手(腕)も使うようにする。

などを心がけるといいでしょう。

睡眠時の食いしばりも体調不良の原因に

睡眠中の食いしばりは、食事をしている時の約3倍以上の力がかかっています。ここれによって首、顎、肩だけでなく全身の筋肉が緊張するため、血行不良や睡眠の質の低下、免疫力の低下などを招きます。さらに、顎の痛みに始まり頭痛肩こり腰痛などの全身症状につながっていきます。

朝目が覚めた時に十分眠った感じがしない、頭が重い、顎が疲れてる、肩や首が凝ている、疲れが取れていないなどの症状があるなら、寝ている間の食いしばりを疑ってみてください。もちろん日中の食いしばりも同様な不調を招きます。

食いしばりの原因

食いしばりの原因は、
1)食べ物を奥歯ばかりで噛み前歯を使わない。
2)不正咬合(噛み合せの不具合)。
3)体に合わない歯科金属(歯の詰め物)。
4)精神的ストレス、生活上のストレス、家族の問題、
5)職場でのストレスなどです。

顎関節の構造

顎関節と頭蓋骨の図

顎関節には、関節円盤という軟組織があり、口を開けるときに、ここが回転運動と滑走運動をする必要があります。滑走運動するときには、関節円盤がクッションになり、下顎と一緒に出ます。円盤が顎の骨と一緒にスムーズに出れば問題ありませんが、最初から前に出ていたり、横に出て引っかかってたりすると、口を大きく開けたときに、ガクンとなります。これがいわゆる顎関節症のクリック状態と呼ばれるものです。

音がしなければいいというものではありません。音がしなくても、どこかにひっかかりがあって、関節円盤がスムーズに動かないと問題です。

顎の関節は二股に分かれていますが、頭蓋骨と組み合っているのは、後頭部側の関節だけで、前の方のは、靭帯や筋肉で固定されているだけで、骨自体は噛み合っていません。だから口を開けることができるのです。ニシキヘビなどが自分の身体の何倍もある獲物を飲み込むことができるのは、顎の骨が頭蓋骨と全く噛み合わさっていないからです。 人の顎関節は口を閉じた状態では噛み合ってますが、大きく開くときは、関節が離れます。だから顎はカンタンにズレますし、外れることもあります。

顎関節症の4つのタイプ

顎関節症は、障害のある部分によって4つに分類されます。(日本顎関節学会による)

1)筋肉の障害によって起こるタイプ(Ⅰ型)
2)関節包・靱帯の障害によって起こるタイプ(Ⅱ型)
3)関節円板の障害によって起こるタイプ(Ⅲ型)
4)変形性関節症によって起こるタイプ(Ⅳ型)

■顎関節周辺の筋肉の障害によって起こるタイプ(Ⅰ型)

噛み締め癖や就寝時の歯軋りなどで、筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪くなるために痛みを生じるケース。咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋からなる咀嚼筋を中心に痛みが発生します。顔の部分としては、頬やこめかみのあたりが痛みますが、痛みが鈍いので、部位を特定しにくい場合があります。また、押すと強く痛むコリコリしたしこりができ、頭部、首、肩など離れたところに関連痛が起こることもあります。

■関節包・靱帯の障害によって起こるタイプ(Ⅱ型)

顎関節の関節包や靱帯などの線維組織に過剰な力が加わり、捻挫を起したようになり痛みを生じるケースです。関節包炎、滑膜炎などを起し、あごを動かすと顎関節部が痛むのが特徴です。

■関節円板の障害によって起こるタイプ(Ⅲ型)

関節円板が本来の位置から前にずれたままになってしまうと、顎関節に障害が起きます(関節円板前方転位といいます)。

その症状としては…

●クリック音(顎を開閉するとカクカク鳴る)

口を閉じたときには、関節円板は、下顎窩の中にきます。それが下顎窩の前方にズレて出てしまっている状態になると、口を開けるときに、回転して前にすべり出してきた下顎頭が関節円板の下に強引にもぐり込み、上に乗せたときに「カクン」と音が出ます。口を閉じるとき、下顎頭から関節円板が外れるときにも同じような音が出ます。
(口を開けたときには、関節円板が本来の位置に戻るので「復位を伴う関節円板前方転位」といいます)

●口が大きく開けられない(ロック、クローズド・ロック)

さらに症状が進行すると、口を開けようとするとき前に出ようとする下顎頭が、関節円板の下にもぐり込めなくなり、関節円板を上に乗せられなくなります。この状態になると、関節円板が邪魔して下顎頭が下顎窩の前に出られなくなるので、口が大きく開けられなくなります。(クリック音はしません)
(口を開けたときも関節円板が本来の位置に戻らないので「復位を伴わない関節円板前方転位」といいます)
※滑膜炎と長期の開口障害により滑膜と関節円板の癒着を起す場合があります。

■変形性関節症によって起こるタイプ(Ⅳ型)

顎関節に繰り返し強い負荷がかけられたり、それほど強くなくても噛み締めた状態が長く続いたときに、下顎頭の表面が吸収され、その周囲に新たな骨がつくられることがあります。口を開け閉めすると、ゴリゴリ、「ジャリジャリ、というような音がして、滑膜など周囲の炎症を伴うようになると、顎関節が痛みます。

骨の変形が生じても、痛みが出ない場合もあります。ある程度進むと、骨の形成が止まる場合が多いようです。

※滑膜炎と長期の開口障害により滑膜と関節円板の癒着を起す場合があります。

顎関節症の医療保険適用治療

顎の痛み、音が鳴る、大きく開けられないなど顎の不調で悩んでいる人は、まずは近所の歯科に行くことが多いと思います。でも、大抵の歯科は、虫歯の治療の専門で、顎の不具合を治療できる歯科医は限られています。口腔外科へ行けば、顎の不具合に対応した治療を受けられますが、近所には無いことが多いです。

口腔外科での顎関節症の治療法法としては、薬物療法(筋弛緩薬や鎮痛剤などの投与)、理学療法(筋訓練やマッサージなど)、行動療法(歯ぎしりや噛み締め、あるいは姿勢の改善などの生活指導)、スプリント療法(マウスピースのような口内装置の装着)などがあり、患者さんの状況に応じて選択されていますが、これらの治療でも治らないケースは多々あるようです。顎関節症の治療に効果的な場合が多いのは、顎関節と頭蓋骨の矯正ですが、これができる医師は非常に限られています。

顎関節症に対する医療保険(健康保険)適用治療は、歯を削る噛み合せ治療(咬合調整)と、マウスピースを使って噛み合せを調整するスプリント治療、そして痛みのある患者さんに処方する痛み止めです。

顎関節症の研究者の多くは、この2つの治療法の効果は限定的で、場合によっては症状が悪化することもあると言っています。特に歯を削る治療は、効果がなくても、歯を元に戻すことはできません。これらの効果が疑問視されている治療に頼るより、整体など他にもっと効果的で安全で安価な治療法があります。

※参考文献「顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本」(東京医科歯科大学顎関節治療部准教授 木野孔司 著)

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2017-09-05

Posted by 小林昌弘