感情・性格と症状の関連

感情・性格と症状の関連性

怒りの感情が強すぎると肝と胆をいためる。逆に、肝・胆を傷めると怒りっぽくなる。

喜びの感情が過ぎると、心・小腸をいため、心・小腸が弱ると、必要以上に喜びの感情が出やすくなる。

憂いすぎると胃・脾をいため、胃・脾が弱ると、憂いの感情が強くでる。

悲しみがすぎると肺・大腸が弱り、肺・大腸が弱ると、逆に悲しみの感情が強く出る。

恐れの感情が強いと、腎・膀胱が弱り、逆に腎・膀胱が弱ると恐れの感情が強く出る。

強い怒りは「気」が上がり、「気」を疏泄している「肝」に影響を及ぼし肝気が昇発し、そのため「血」が「気」に従って上逆するため、めまい、のぼせ、頭痛、目の充血、わき腹の痛み、耳鳴り、ひどいとショックなどの症状が現れる。

怒ったときに起こる一過性の高血圧、女性では月経不順、乳房の脹痛など。

喜びすぎることによって、「気」が緩み、血脈が弛緩し「心気」が四散してしまうために、四肢に力が入らない、気力が無くなる、注意力が散漫になるなどの症状が現れます。心神喪失に伴う心臓神経症や精神病など。

悲しみ、憂いが過ぎると肺気を消耗し、「気」が弱り、やる気がなくなる。その結果、息切れ、胸部苦悶感、四肢に力が入らない、怠惰になるなどの症状が現れます。自律神経失調症、咳や風邪が治りにくいなど。

思い続くことが多いと「気」が結して「脾(消化機能)」が傷つきます。そのために、飲食物が停滞し、食欲減退、消化不良、食後の胃のもたれ、胃部のつかえ、胸部苦悶、お腹が張るなどの症状が現れます。逆流性食道炎、ストレス性の胃十二指腸潰瘍、女性では異常子宮出血、月経停止など。

ひどく恐い思いをしたり、驚きが強いと「気」が大きく乱れ、「気」が下ってしまい「腎」を傷つける。「腎気」が下陥すると大小便の失禁や不安感が現れる。また「気」の乱れが強いと意向が定まらなくなり精神に混乱が生じ、不眠や精神失調が現れる。急速な老化現象や強度の不眠症など。

病気と性格の関連性

性格と病気の関係

パーキンソン病になる人に多い性格の特性は、勤勉すぎる、道徳感が強すぎる、禁欲的でまじめ、仕事熱心、平凡な結婚生活、リスクを避けて新しいものには飛びつかない、酒やタバコもやらないなどがあると言われています。

関節性リューマチの人の性格特性は、がんこ、現実生活上の変化に対する不満、変化を認めたくないとい潜在的な感情の混乱などが、発病に関係すると言われています。表面的には明るくても、心が深く傷つきやすく嘆くような人に、リューマチは多くみられるようです。

心臓の悪い人は、循環器系の障害や病変以外に、心理的な問題を抱えている場合が多いようです。気が滅入る出来事が続いたりすると、心臓に悪影響が出ることがあります。生活の変化に適切に対応できなく苦労することが、心臓発作の下地になりえます。また、心臓疾患患者の心理的特性は、敵意を持ちやすいことです。敵意は、寂しさと孤立、愛情の欠如から生まれます。

触られたり、撫ぜられたり、優しく語りかけられたりすることが、脳卒中や動脈硬化などの循環器系の病気の発症を抑えるという結果が、動物実験では確認されています。

冷静に感情をコントロールできる人のほうが、怒りっぽい人より、心臓発作を起こしにくいようですが、感情を抑え込むことは、血圧を上げる要因になります。血管の硬化のリスクも高まります。

重篤な心臓疾患でも、食生活の改善と運動、そして何より愛情あふれる親密な人間関係を再構築し、情緒的にも精神的にも安定し人格的に変わることで、回復することがあります。投薬や手術なしでも。

機嫌の良さは長生きにつながる

日常生活で、どんな気分で過ごしているかが、病気に関係します。

通常の気分を4段階に分けて評価してもらう調査があります。4年後の結果は、悪いと回答した人は、とても良いと回答した人に比べて、死亡率が男性で6.75倍。女性で3.12倍でした。喫煙と肺がんの関係より、明確な因果関係が認められる調査結果です。

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2018-03-14心と体の関係

Posted by 小林昌弘