仙骨…体の要の骨

仙骨は体の土台で命の骨

仙骨の位置骨盤を知っている人は多いと思いますが、仙骨を知っている人は少ないと思います。

仙骨とは、骨盤の中心にある逆三角形の骨で、その両側に腸骨と呼ばれる蝶々の羽のカタチをした骨が付いていますし、坐骨神経痛でおなじみの坐骨は腸骨の下に位置しています。仙骨の下には尾骨が付いてますが、これは動物の尻尾にあたる部分です。これらを総称して「骨盤」と呼んでいるわけです。

仙骨は身体の土台、女性にとっては命の骨とも呼ばれている大切な骨で、医学が発達した現在でも、この仙骨はセラミックなどの骨では代用が効きません。

人間は起きているときには直立しています。したがって、仙骨の上には24個の脊椎が積み重なる状態で後頭骨とつながっています。後頭骨と仙骨は連動して1分間に約16〜17回ほど、呼吸運動によって微妙に動き、脳から尾骨
まで、脳や脊髄神経の栄養素である脳脊髄液を運搬するポンプの役目を果たしています。

仙骨と腸骨の接合部である仙腸関節がズレたり離れていたりすると、仙骨の前面に位置する内臓、女性なら子宮と卵巣、男性なら前立腺にストレスがかかり不調の原因になります。

仙骨には脊髄神経が通っているので、仙腸関節に歪があると、内蔵全体や骨格、神経にまでストレスがかかるため、身体全体に関係する体調不良の原因になることもあります。腰痛は現代日本人の多くが経験する疾患ですが、これにも仙骨が関係していることがありますし、首や肩が凝ったり痛みを感じるときにも、仙骨が原因であることも珍しくはないようです。

整体やカイロプラクティックのテクニックに、仙腸関節の調整(骨盤矯正の一種)がありますが、これは身体の要は仙骨にあるという考えに基づくものです。仙骨を修整してからでないと、体調不良が現れている患部だけを施術・治療しても、またすぐに元に戻ってしまうことが多いことからそれが実感できるわけです。

身体を動かすときにもこの仙骨は中心になります。腕、脚、首、胴体などを動かすには支点になる部分が必要ですが、身体全体では骨盤(仙骨)が行動の支点になります。支点になる部分に歪みがあったり傾いていたら、意図した通りに身体を動かすことはできませんし、身体を動かすこと自体が身体にストレスをかけることにつながります。

このように、普段は意識していませんが、仙骨は人類が直立歩行を始めたときから最も重要な骨というより機関のひとつとなったのです。

健康に関する実用面での応用としては、腰がだるいとき、身体が疲れているとき、精神的にストレスがかかっているとき、より具体的には坐骨神経痛などのときにも、ただ仙骨に手を当てたり優しくさすったりするだけでも(仙骨の位置を考えると、人にしてもらった方がより効果的だと思います)、また、仙骨の上に熱いタオルを置いておくだけでも、かなり痛みが緩和しリラックスすることが実感できると思います。

仙骨は骨格の中心

●仙骨は人の体の大黒柱である背骨(脊椎)を支える土台になっていて、人体のほぼ中心に位置しています。さらに、仙骨は骨盤の真ん中にあり、腸骨を通じて下肢(脚)ともつながっており、体の動きの中心(支点)でもあります。

●仙骨からは生命波動が出ていると言われています。生命波動は仙骨から背骨と通って脳へと伝わります。

●この中心が歪むと、背骨も歪み、身体のバランスが崩れるだけでなく、生命波動も低下すると言われています。

●その結果、骨格が歪むだけでなく、内臓や精神にまで悪影響を及ぼし、不快感や体調不良、さらには病気というカタチで影響が現れてくることにもなります。

整体で仙骨を調整する訳

仙骨と脊髄と脳

●仙骨は骨格の土台であり、体の機能をコントロールする様々な神経が集まっている場所でもあります。この仙骨が正しい位置にあると、神経伝達な骨格など様々な身体機能が正常に働くことができるのです。

●仙骨を静かに揺らすことで、仙骨周辺のコリや捻じれが調整されることがあります。それによって、筋肉の捻じれなども解放され、全身の骨格も整えられ、仙骨から発生している命のバイブレーションが強くなり、脳にも伝わりやすくなります。

●仙骨から発生する命の波動(バイブレーション)が脳を刺激すると、脳内ホルモンの分泌が活発になり、自律神経も整えられ、内臓の働きが調整されます。その結果、体が楽に感じられるようになり、感情も自然に表現されるようになり、精神的にも安定しくるといわれています。

背骨は体の大黒柱

●体の土台は仙骨にあります。

●いわゆる骨盤は仙骨・腸骨・尾骨・坐骨などが組み合わさってできています。

●この仙骨は骨盤の中心にあり、意外なことかも知れませんが脳と直接つながっています。

●脳は硬膜という丈夫な膜に覆われており、硬膜は脊髄神経を包むように脊柱の中を通り仙骨に付着しています。

●硬膜の中は脳脊髄液が循環しています。

●脳と脊髄を包む袋が硬膜であり、その中に脳と脊髄神経が納まっています。

●いわば脳と脊髄神経は脳脊髄液が満たされた袋に浮いている状態です。

●仙骨(仙腸関節)に歪みがあると、硬膜が不自然に引っ張られ、脊髄神経や脳も不必要に圧迫されることになります。

●心と体のほとんどの機能は、脳と脊髄神経が司令塔となりコントロールしているため、仙骨の歪みが放置されると重大な疾患の原因になることがあります。

仙腸関節のズレと体調不良

仙骨と仙腸関節の位置
骨盤の背面から見た図です。仙骨は手のひら位の大きさ。

●仙腸関節とは、骨盤の左右にある腸骨と中心にある仙骨の接合部のことです。この仙腸関節がズレていると、脳や異常を感じ、身体になんらかのストレスがかかるようになると言われています。

●仙腸関節のズレ(乖離)を修整し、仙骨を正しい位置に整えると、骨格・筋肉・内臓などへのストレスが減り、血流が良くなり、リンパ液などの体液の流れも良くなると言われています。その結果免疫力が高まり病気に対する抵抗力が増すといことです。

●仙骨とその両側にある腸骨をつなぐ仙腸関節が離れていると、様々な体調不良の原因になります。

●特に女性の場合、仙骨の前にある子宮と卵巣にストレスがかかるので、婦人性疾患のリスクが高まります。

●さらに、内臓全体、筋肉、骨格、神経にまでストレスがかかるので、体調を崩す可能性もあります。

●骨格の中心、仙骨と仙腸関節を正しい位置に調整することによって、良い体調の土台づくりをすることができます。

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Posted by 小林昌弘